日曜の黄昏時に送る鼻歌みたいな応援歌が聞こえてきそうな夕暮れです
ここは延岡の大瀬川のほとり。
ぐっと気温が下がってきた日曜日の夕暮れ。
延岡では今年もアレが始まったみたいです。
アレって、あれよ
鮎やなだよー!
江戸時代には将軍家に贈答用として江戸まで運んだりしていた歴史を持つ鮎やな
300年以上も続く歴史を持っている伝統的な鮎漁の1つです
ちなみに「鮎やな」というのは
こちらの竹で出来た落簀(おてす)と呼ばれる梁(やな)場を川に設置して魚を捕る漁法で
産卵のために川を下る鮎をここに引っ掛けて捕る、鮎漁にすごく適した漁法だそうな。
この時期に鮎が産卵のために川を下ってきてビチビチとすのこの上に入っていくわけですな
それでこの時はまだ川に落簀はかかっていませんでした
なんでかというと・・・その理由はまた後で
この川に落簀がかかるんですねぇ
今回は川の堤防上にある「国技館」で鮎を頂きます
国技館さんといえば、延岡に昔からある料理屋ですよね
街ナカのお店とは別に鮎やなを出されています
お店の中はこんな感じで100人くらいはゆうに入りそうな大きさ
おっ、焼いてる焼いてる!
炭火の上で鮎が焼かれておりやす。
串刺しにされた鮎たちが・・・
うまそうに焼かれています
口から滴る何かを抑えつつ席で注文しましょうか。
メニューはこんな感じです。
セットメニューが2000円〜幅広く
延岡の名物が入ったセットものになってます
単品もあるよ
鮎をめっちゃ食べたい人はコチラがオススメかも
もっとカジュアルな格好をしてくればよかったと思いつつ、
セットメニューの一番安いカジュアルセットを注文です。
こちらカジュアルセット
レタス巻き、チキン南蛮、鮎が入った赤だし、鮎の塩焼き + ドリンク
うお、鮎がぶつ切りでそのまま赤だしに・・
白飯が食べたくなる・・・
はじめにかぶりつけと言ったものの
実は鮎の塩焼き、綺麗に食べる方法があるんです!
こちらが鮎の塩焼き
こんがり
実は鮎は綺麗に食べられる方法がありまして(今回初めて知った)
①箸で鮎の身を押さえつける(皮のなかでほぐすイメージ)
②身がいい感じにほぐれたかなと思ったら、串を抜く
③最後は身を抑えながら、頭を引っ張る
と
こんな感じで、頭に骨がくっついてきて
身と骨が分かれます!!
これ超感動します!!ww
かぶりつくのもいいと思うんですが、ぜひやってみてください!
思わず一人で
うおおおおおお!って言ってました。
店員さんに笑われましたww
さっきとれた頭と骨です
ぐえーって感じ
身もこんな感じ
ほくほくです!
素敵!
腸も綺麗に!!
苦くなくてウマー
さすが天然です
僕が入店した時は、少なかったお客さんも
時間が立つにつれ増えてついには満席近くに!
やっぱこれにコレに行かないと延岡の秋は始まんないって感じでしょうか
300年続くとなると遺伝子レベルで入ってますよね
来てよかったー
そうそう、なんで今回延岡の梁場を見ることが出来なかったかというと
そうなんです、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
強い台風が来る度に簗場が流される事があるそうなんです。
だから台風シーズンが終わった10月終わりに向けて工事を行うそうです
しかし落簀自体は広場に設置してあるので近づいて迫力は体感できます!
もちろん川にかかった後に見入っても迫力満点!
個人的にはまた行く理由が出来て嬉しい限りです(笑)
次は鮎のせごしとか、甘露煮とか、いいですよねぇ・・・
もちろん千徳酒造のお酒付きで!!!
皆さんもシーズンはまだまだ12月初旬まで続きますので、ぜひ行ってみてくださいね
ではでは