参照元:フリー画像素材GATAG
文部科学省が2007年度より実施している「全国学力・学習調査」の「質問紙調査」をもとに「子どもの育ちの質」を総合的に評価した結果をランキング化した「いい子どもが育つ」都道府県ランキングにおいて、2013年度、宮崎県は全国2位でした。
調査は、2010年、2007年にも行われていますが、どちらも宮崎県は全国1位。宮崎県では、どんな子どもが育っているのか、また、どのような環境がそうさせるのでしょうか。
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質問紙調査をもとに、生活習慣、意思・人格、家庭、道徳・規範、地域、テレビ・ゲーム・メール、社会への関心、学校生活、学習意欲・習慣、コミュニケーション能力、体験の11分野で分析を実施しています。宮崎県は、家庭、地域、学校生活、学習意欲・習慣の4分野で1位となっています。
さらに、1位となったそれぞれの設問別解答を細かくみてみると、家庭の分野では、家の人と学校での出来事を会話するかどうかについて、52.9%が会話していると回答。手伝いに関しても76.5%がしていると答えています。
地域の分野では、年上や年下の友達と遊ぶかどうかについて48.8%がよくあると回答。地域の大人から褒められたことがあるかという質問に対しては、35.8%があると回答。近所の人への挨拶は77.7%がすると回答しています。
学校生活では、58%が学校が楽しいと回答。85%が友達に会うのが楽しいと答えています。
学習意欲・習慣では、48.7%が算数の勉強が好きだと回答。学校の授業以外に82%が家庭学習を1時間以上行っています。これらの設問の回答に関して宮崎県は、全国1位望ましいとして高く評価されています。
子どもたちの回答から、地域の大人に温かく見守られながら、家では親との会話を楽しみお手伝いを行う良好な関係が築けていることが伺えます。また、年齢に関係なく友達になり楽しい学校生活を送っていることがわかります。遊びだけでなく、家庭学習も1時間以上行うなど、バランスのとれた生活を送っています。
文部科学省は、学習指導要綱において子どもたちの「生きる力」を育むことを理念に掲げています。「生きる力」を育てるためには、学力、人間性、体力。どれかに偏ることなくバランス良く伸ばすことが重要です。
「いい子どもが育つ」都道府県ランキングにおいて、宮崎県が、全国1位、2位に輝くわけは、家庭、地域、学校、子どもたちの生活の基盤となる環境が整っていることにあります。保育所などの待機児童もゼロ。いい子が育つ子育てを宮崎ではじめませんか。