平成２７年度１０月３１日（土・１１月１日（日）に開催される宮崎神宮大祭「神武さま」は、130年あまりの歴史を誇る宮崎県を代表する祭りです。
記紀編さん1300年記念として平成２４年から開催されている「神々のパレード」は、全国から募集した人々が神話の神に扮して宮崎神宮大祭の「神賑行列」に参加する行事。
平成27年6月1日から8月21日まで「神々のパレード」に参加する「神様」を募集しています。
応募条件は、平成27年10月30日（金）～11月1日（日）までに行われる「神々のパレード」のイベントに参加可能であること。10月30日と11月1日の２日間指定した衣装を着てパレードに参加すること。平成27年10月31日時点で満18歳以上であることの３つです。参加特典として宮崎の特産品や記念品の贈呈があります。
応募は、応募用紙に必要事項を記載の上、顔写真と全身写真を添えて郵送、または、直接窓口に持参します。また、メールフォームに必要事項を記載し顔写真と全身写真を添付するWEB応募も可能です。
定員は14名。選考は書類選考となりますが、原則として本年度初めて「神様」となる人を選びます。
イベント参加に伴う宮崎市内の移動や神話衣装の着替えやメイク、更衣室の使用料は宮崎市観光協会が負担しますが、宿泊費や交通費、その他の費用は参加者の自己負担です。
神様に扮するのは全部で14名。女の神様が５名。男の神様が９名となります。日本の国土を産んだ「イザナキノミコト」「イザナミノミコト」。天の岩戸に引きこもり神々を困らせた「アマテラスオオミカミ」。高千穂のくじふる峰に降り立ったとされる「ニニギノミコト」。
地上界のマドンナと評される「コノハナサクヤヒメ」海幸山幸伝説のヒーロー「ホデリノミコト」「ホオリノミコト」など。
日本書紀が編さんされる２０２０年まで毎年神様を増やして祭りを盛り上げます。今年は、イザナミノミコトとイザナキノミコ トとの間に生まれた神で、山幸彦が釣り針をなくしたとき、すべての魚にその行方を問い、釣り針 を探し出した「ワタツミノオオカミ」が加わりました。
１０月３１日は宮崎神宮から瀬頭御旅所まで約４キロの道のりを11月1日は、瀬頭御旅所から宮崎神宮まで。神様に扮し徒歩で移動します。女性の神様のみ山車に乗車しての移動になります。
宮崎神宮大祭「神武さま」は、一年に一度宮崎神宮にお参りできない人のところへ出かける神事としてはじまった五穀豊穣を祝うお祭りです。お祭りは、子どもたちも参加し毎年、盛大に行われています。
日本の最古の文献に登場する「神様」になりきって、神話のふるさと「宮崎」を歩いてみませんか。
参照元：宮崎市観光協会