参照元:みやざき観光情報旬ナビ
宮崎県延岡市には、神秘的な巨石が点在しています。九州最後の秘境として名高い「神さん山」の巨石群をはじめ、たたくとガンガンと音がするガンガン石など。神秘につつまれた延岡市の巨石を紹介します。
参照元:神話のふるさと宮崎
自然の竹林に囲まれた240段の石段の先に、石垣と鳥居があります。その鳥居の向こう側に、高さ24m、幅30cmの巨石があり、その巨石を支えるように正三角形の形をした石「神石」があります。
神さん山は、「巣ノ津屋洞窟遺跡」と呼ばれる縄文時代の遺跡の一部で、巨石が支え合って岩屋を形成しています。普段は薄暗い正三角形の神石に日光があたると、神秘的で美しい世界が広がります。また、♡型の穴が開いた木をみつけるとよいことがあるというジンクスも。
自然にできたものなのか、人の手によるものなのか、謎の多い巨石。この地は「祝子」と書いて「ほおり」と読み、川の水を「おほりのみこと(山幸彦)」の産湯につかったことに由来すると伝えられています。ここは、山幸彦が過ごした岩屋とする説もあります。山のなかにひっそりと佇む神秘の石。不思議なパワーを感じずにはいられません。
住所:延岡市北川町上祝子
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参照元:みやざき観光情報旬ナビ
可愛岳山頂にそびえたつ「鉾岩」は、ニニギノミコトの本当の墓ではないかと伝えられています。山頂にあり、参拝に不便なことから、ニニギノミコトを祀る神社「可愛権現神社」が建てられています。
また、可愛岳山は、西南戦争で、西郷隆盛率いる薩摩軍が、官軍に包囲されたとき、可愛岳を通り、鹿児島へ逃れたことでも有名です。やはり、可愛岳には人を守る神秘的な力があるのでしょうか。
住所:宮崎県延岡市北川町
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参照元:宮崎の史跡
延岡市大貴町の「ガンガン石」木片や石でたたくとガンガンと音がすることから「ガンガン石」と呼ばれています。約1.3mの天然石の上に高さ約60㎝の石が積まれています。雨ごいのときにたたいたと伝えられています。春には、「ガンガン石まつり」が開催され、親しまれています。
住所:宮崎県延岡市大貴町
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石をたたくと雨が降る「ガンガン石」や、正三角形の謎の巨石。ニニギノミコトが眠る「鉾岩」など、巨石をみると、古代にタイムスリップしたような気分になれます。神話のふるさととして高千穂町は有名ですが、ここ延岡市も神様に会える場所。謎に包まれた巨石がまだ、どこかにひっそりとあるような気がしてなりません。