宮崎には様々な食文化があります。
その中でも全国的に有名なものが宮崎牛ではないでしょうか。
テレビや各種メディアで良く取り上げられる代表的な宮崎のグルメです。
しかし、名前はご存知でも歴史や味など特徴を知らない方も多いと思います。
一体どんな歴史を持っているのか、簡単にまとめてみました。
宮崎牛は宮崎県内で生産される黒毛和牛で、「みやざきぎゅう」または
「みやざきうし」と呼ばれています。
地域の登録商標になっており、等級が厳格に定められているそうです。
宮崎牛を名乗れるのは肉質の等級が4位上、まさに厳選されたもののみ。
私達が安心して口に出来るよう、BSE検査もしっかり実施されています。
宮崎牛は昭和61年にブランド名が作られた牛肉で、誕生してから
25年以上の歴史を持っています。
元々宮崎県は畜産業が盛んな地域で、高度経済成長期を経て
生産体制がより強化されたそうです。
そして肉質や等級などが厳格に定められ、統一化された経緯を持っています。
宮崎牛は霜降りで細かな肉質を持っています。
生産農家は平成26年時点で約500戸、1万頭以上の宮崎牛が飼育されています。
飼育にはとても手間がかかり、極上の霜降りに仕上げるためには時間を
かけなければいけません。
こうした美味しい宮崎牛を味わえるのは、まさに熟練の畜産農家にのみ
可能と言えるでしょう。
宮崎牛は、一言で表すと「極上の味わい」です。
脂身の細かさと肉質の良さはもちろん、味はほのかに甘く、芳香な
香りがするのです。
しかし、その一方で牛肉独特の臭みやクセはほとんどありません。
さっぱりとした味わいは、良質な脂身だからこそ表現できる味なのです。
宮崎牛は黒毛和牛の中では歴史もまだ浅いと呼べるかもしれません。
しかし、その味わいときめ細やかな霜降りは、今までに多くの人を
とりこにしてきました。
宮崎在住でも、そうでなくても、死ぬまでには一度は食べたい黒毛和牛。
その中でも宮崎牛はお値段がお手頃で、かつ味わいは極上です。
舌の上で踊る宮崎牛の霜降りステーキを、一度宮崎へ訪れて
味わってみませんか?