【猿が住む無人島】100匹目の猿現象は本当か? 発祥の地、幸島にいってみた

宮崎の南、串間には猿が住む島がある。

「幸せの島」と書いて、幸島(こうじま)!

周囲 3.5Kmの小さな無人島で、ここに100匹ぐらいのニホンサルが生息してるよ!

船井幸雄さんの「百匹目の猿ー思いが世界を変える」で紹介されて、一躍有名に!

あなたはご存知だろうか?この、「100匹目の猿現象」を。

百匹目の猿現象(ひゃっぴきめのさる げんしょう、英: Hundredth Monkey)は、ライアル・ワトソンが創作した疑似科学に分類される生物学の現象である。
宮崎県串間市の幸島に棲息する猿の一頭がイモを洗って食べるようになり、同行動を取る猿の数が閾値(ワトソンは仮に100匹としている)を超えたときその行動が群れ全体に広がり、さらに場所を隔てた大分県高崎山の猿の群れでも突然この行動が見られるようになったという。このように「ある行動、考えなどが、ある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する」という存在しない現象を指す。
(Wikipediaより)

え!存在しないの?????

あれ。これ、いつのまに。。。
ちょっと前までは、存在するって説が大きかったはずなんだけどなー。
(わたしの中でw)

ま、気を取り直して、船にのる。いざ、幸島へ!

鳥居もあって、なんだか厳かな雰囲気もする。

「ローローローローローーーーー」と船頭さんが声をかけながら島に近づく。

いたーーーーーーーーー!!野生の猿!猿!猿!猿!

この声がするとえさがもらえる合図だと知っているお猿さんたちが、くるわ、くるわ。
どこに隠れてたの?!ってくらい、たくさん出てきた!

し、しかも!!!

船にまでのってきた!!!!(驚)

目を合わせるとケンカすると思われるからあわせないように、ってことなんだけれど、つい見ちゃうw

ボス猿の風格は、大人でもたじろくくらい怖い。

ここのお猿さんたちには名前がついていて、しかも家系図まである!

地元の小学校の先生で三戸サツエさんが、ずっと幸島のお猿さんを研究していたことは有名。

お猿さん、1匹ずつに名前をつけ、家系図までつくってしまった。

この研究手法は、他のところでも使われるようになったんだって!

夕陽が沈む時間帯だったので、芋を洗う姿をみることはできなかったんだけれど、午前〜午後の時間帯だったら、そんな姿をみる確率が高くなるみたい!

案内してくれた重松さん。

幸島見学&渡船料金は、大人(中学生以上)は1000円。
子ども(小学生以下)は500円。

いろいろ話きくと笑顔で教えてくれたよー!
あっというまの幸島見学。

今では、より自然に近い状態で観察するためにエサやりの規模が縮小され、イモ洗いの文化は途絶えてしまったそうだ。
そのかわり、生魚を捕らえて食べるっていう驚くべき文化が生まれてるんだって!

船をおりると、お猿さんたちちびっこたちも小猿ようのよう遊びだす。

(なぜか必ず木の棒をひろってくるよね。男の子ってw)

すーっごく静かな海の日でした。
ただ浜辺にぼーっとしているだけで癒されそう。

個人的には、最初は少人数でも想いを持った人たちが集まれば、その熱は伝播し、いずれ大きなものなると思う。
そういう意味では、100匹目の猿現象のようなことはあるんじゃないかなーと思っている。

一人でいきなり世界を変えることはできないかもしれないけれど、でもね、きっとその想いのある一歩が世界を変えると思うんだ。
だからね、そんな世界を信じて、今日も小さな一歩を仲間と歩み続けてく!

チャレンジに心折れそうになったときには、ここに帰ってくると勇気もらえそう。
そんな特別な場所に、ぜひあなたも遊びにいってみてね〜!

◆幸島
串間市市木地区沖合
問い合わせ先:0987-72-0479(串間市観光協会)
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長友まさ美

テゲツー!会長 。たくさんの人に、宮崎てげてげ通信の魅力を伝えるのが主な役割。人、旅、美味しいもの、楽しいことが大好き。宮崎の太陽。対話の場作りをとおして、未来への一歩を後押しする。